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zoom RSS 「ケンブリッジの哲学する猫」読了

<<   作成日時 : 2004/09/10 00:01   >>

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■「ケンブリッジの哲学する猫」フィリップ・J・デイヴィス(ハヤカワ文庫)

 世界屈指の歴史を誇るケンブリッジ大学に、雌猫のトマス・グレイがやってきた。思索を好む彼女は水を得た魚のように学者世界に溶けこむ。やがて得た無二の親友、数学者のファイストと協力し、彼女はそのしっぽの働きで古来の数学上の難題を解くことになる・・・・・・学者たちの学問上の営みをユーモラスに再現。ゆったりとした哲学的雰囲気に読者を誘い、多数の挿絵とあいまって、その楽しさを味あわせる1冊。(背表紙より抜粋)

 物語中で一つの大きな問題提起をする、九世紀のアイルランドの古謡をベースとして物語を作った、このお話はそういう事なのでしょう。そして、核となるのは物語中で言う<私的言語>と<公共言語>の相互干渉と方法、早い話がコミュニケーションの問題。猫は猫で<私的言語>を操り、人は人でその<私的言語>を繰り出す。<個>と<他者>という昔ながらの命題はトマス・グレイとファウストの関係の結末に一つの形を見出せている様に思えます。

 それをさておきましても、なんとなしに微笑みながら読んでしまうエピソードも多く、その合間に哲学的課題がある感じなので、楽しめます。
 
 猫アレルギーでなければ、隠居後に仔猫を貰ってきて、パングル・ボーンとでも名付けるのですが・・・。

 

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